大塚駅前どうぶつ病院 心臓メディカルクリニック

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心臓病外来

大塚駅前どうぶつ病院は、専門医(院長)による循環器科の専門診療をおこないます。
他院様からの紹介診療にも対応いたします。
院長 獣医師 獣医循環器学会認定医 堀 泰智 Director D.V.M., Ph.D.
Yasutomo HORI
ご紹介くださる先生方へ
専門性が求められる確定診断や検査など、責任を持って対応させていただき、
ホームドクターの先生方の後方支援をいたします。お気軽にご相談ください。
送付先:大塚駅前どうぶつ病院 FAX 03-6903-7015
心臓病外来について
心疾患と心不全
  • 心疾患とは心臓に機能的・構造的な異常を有している状態ですが、症状のない状態も含みます。
  • 心不全とは心疾患が進行することで全身への血液供給が低下し、日常生活に支障をきたした状態を指します。
    心不全を発症すると様々な重い症状が現れます。また、手遅れになると死に至ることもあります。
心疾患には以下のような進行ステージがあります。
  • 初期:自覚症状は少なく、正常とほとんど変わりません。また、精密検査をしないと異常が見つからないことがほとんどです。
  • 中期:咳やふらつきなどの軽い症状がみられます。この段階で治療すると症状が完解することがあり、病気の進行を遅らせることが可能です。
  • 末期:1 日中続く重い症状がみられるようになります。この段階での治療方針は内科治療に加え、食事管理や飲水制限を交えた症状の緩和を通して苦しまずに日常生活を送れるようにしていきます。
心臓外来について
  • どんな時に受診するのか?
    お家に家族( 犬猫) が増えた
    高齢になってきた
    犬では5歳を過ぎたら徐々に僧帽弁疾患の罹患率が高くなります。
    猫では10歳を過ぎたら心筋症の罹患率が高くなります。
    大切な家族のために、高齢になったら1年に1回の心臓検診を受けましょう。
    心臓病と言われた
    心臓病と言われたけど、詳しい説明を受けていない。このような場合はとても不安になりますよね。
    でも、精密検査すれば、何ともなかったという事例は多くあります。
    咳がある
    咳は心不全の症状であると同時に、呼吸器疾患の症状でもあります。咳の原因が心臓病なのか、呼吸器疾患なのか明確にすることで適切な治療を行うことが出来ます。
    お腹が膨れてきた(図1)
    心不全の中にはお腹に体液が貯まる病態(腹水)があります。しかし、心臓病以外にも肝臓病、胃腸病、腎臓病、癌などとの鑑別が必要です。本院では腹水の原因を精査し、適切な治療を行うことが出来ます。
    (図1)
    倒れる・ふらつく
    これらの症状は心臓病に加えて、脳疾患、内分泌疾患、貧血など、様々な病態によって引き起こされます。本院では原因を精査し、適切な治療を行うことが出来ます。
  • どんな検査をするの?
    血液検査
    心臓は様々な臓器に血液を供給するため、心臓の異常は他の臓器の異常と密接に結びついています。従って、全身状態を評価することで適切な治療方針を立てることができます。
    また、心臓から分泌されるホルモンを測定することで心不全のリスクを評価したり、循環器薬の全身への影響を評価することが可能です。
    心エコー図検査
    心疾患を確定し、重症度を判断するために必要不可欠な検査です。また、心エコー図検査を通して病態の悪化や治療効果を把握することが出来ます。
    胸部X線検査
    咳や呼吸困難の原因を調べるための検査です。また、心不全では肺水腫( 肺に体液が貯まる病態) を起こすことがあり、肺水腫の診断が可能です。
    心電図検査
    心エコー図検査では診断ができない不整脈の有無を精査することが可能です。
    血圧測定
    血圧と心機能は密接に関連しており、高血圧は心機能に影響する他に、心不全では低血圧を引き起こします。心臓薬の中には降圧薬も含まれるため、過度な薬の影響が出ていないか知ることが出来ます。
心エコー図検査について
  • 検査の原理
    心エコー図検査は超音波という人間の耳には聞こえない高い音を用いて心臓や血管の動き・形、血液の流れを観察する検査です。超音波を用いて心臓を観察するためのレーダーと言えます。多くの心疾患を確定診断し、心臓内の異常を見つけることができます。
    検査の目的
    心臓は左心室、右心室、左心房、右心房からなる4つの部屋と、逆流を防ぐための4つの弁からなるポンプです。心エコー図検査では、各部屋の大きさ、心室壁の厚さや動き、弁の状態、血流などを観察し、心臓が正常に働いているかどうかを判定します(図2)。心エコー図検査は、心疾患の診断だけでなく、治療方法の選択、治療効果の判定、予後の決定などにも役立ちます。
    (図2)
    検査を受ける方へ
    • 食事制限の必要はありません。
    • 検査に必要な時間は10~15分です。
    病気の種類や動物の状態などで異なりますが、心エコー図検査は短ければ10~15分ほどで終わります。ただし、複雑な病態の場合には30分近くかかることもあります。
    • 検査部位を剃毛させていただきます超音波検査の際は検査部位に体毛があると十分な評価が出来ないため、基本的に両脇の下を毛刈り(3~4㎠) をさせていただきます(図3)。
    *毛刈りして欲しくない場合には、毛刈りせずに検査を実施させて頂きますが、十分な検査が実施できないことをあらかじめご了承ください。
    (図3)
    検査の進め方
    ① 心電図電極を装着します
    心機能評価や計測を行うために必要な準備です。
    ② エコーベットに横向きに寝ていただきます(図4)
    *これは心臓を出来るだけ胸壁に近付けるためです。
    ③ 毛刈り
    検査部位をバリカンで毛刈りし、アルコールスプレーで余分な毛を分けておきます。
    ④ 検査を開始します
    心臓周辺に超音波を通しやすくするためのゼリーを塗り、超音波を当て検査を行います。
    *検査中に呼吸が苦しくなる場合や嫌がって落ち着かない場合には検査を中断します。
    ⑤ 検査終了後
    心電図電極をはずし、体に塗ったゼリーをきれいに拭き取ります。
    (図4)
    お願い
    通常は予約優先にて検査を実施しています。来院当日に検査が決定した場合は、予約の方を優先し検査を実施いたします。
    お待ちいただいた上で検査を実施させていただくことになりますのでご了承ください。
心臓検診のお薦め
人と同様に、犬猫にも先天性心疾患があり、一般的な健康診断だけでは見逃すことがあります。 特に猫の心筋症は聴診や胸部X線検査、心電図検査など従来の検査では発見することが困難です。 猫の心筋症は若くても突然死のリスクがあるので、きちんと検査を受けないと発見・治療することができません。
新しい家族が増えたら、心臓検診を受けましょう。
また、若いうちは元気でも加齢とともに心臓も弱り、様々な病気に罹患してしまいます。 心臓病の初期は無症状ですが、放置すると突然重い症状がでてきたり、最悪の場合には治療の甲斐なく死に至ることもあります。
犬では5歳を過ぎたら徐々に僧帽弁疾患の罹患率が高くなります。
猫では10歳を過ぎたら心筋症の罹患率が高くなります。
大切な家族のために、高齢になったら1年に1回の心臓検診を受けましょう。
心臓検診では通常の専門診療料金よりもお手ごろな価格で検査を受けることが出来ます。