救急外来
救急外来について
当院の救急外来では突然発生した息苦しさ、咳、失神などに加え、心臓病の持病が急変したワンちゃん猫ちゃんの診療を受け付けています。
電話予約制で対応しています。
以下の症状に該当する場合には、先ずはお電話でご連絡ください。
- 急に咳が増えて苦しそう ⇒ 気管疾患、肺疾患、心不全の可能性
- 呼吸が速い・荒い ⇒ 心不全、胸水の可能性
- 気を失った、倒れた、痙攣した ⇒ てんかん、不整脈、心不全の可能性
- 急に元気・食欲がなくなった ⇒ 猫の場合は心不全の可能性
※こちらの猫ちゃんはいずれも2-3日前から呼吸促拍と食欲不振を主訴に来院されました。
検査の結果、初期の心不全と診断されました。
- 手足が突然麻痺して歩けない ⇒ 動脈血栓症の可能性
- 何度も心不全を繰り返している ⇒ 単純な心不全ではないかも?
飼い主様へ
当院は、心臓病を中心とした二次病院としての役割を持ち、急性心不全を始め呼吸状態の悪いワンちゃん猫ちゃんの救急医療を担っており、いつでも必要とされる医療を迅速・適切に提供できる体制を整えています。急に増悪した咳や息が荒いなどの症状は心不全や肺炎による呼吸不全の可能性があり、早急で適切な診断と治療が求められます。さらに、根治を望めない慢性心不全では、大切なご家族が少しでも楽に過ごせるように適切な治療をご提案しています。
例えば、末期の心不全でかかりつけ医から「もうどうにもならない」と言われていても、少しでも苦しまずに最期を迎えられる方法があるかもしれません。当院では、循環器の専門性を持った担当医が診療を行い必要な検査処置を行っています。もし、呼吸状態が悪い場合には酸素室での入院も可能です。いつでも診療をお受けできるように体制を整えていますが、マンパワーには限りがあるため、時には大変混雑していることや重症患者様の処置で人手がとられている場合には診療が長引いてしまうことがあります。