疾患の解説

肺動脈狭窄症

概要肺動脈狭窄症は先天性心疾患の一つで、犬の先天性心疾患の中では比較的発生頻度の高い疾患(20~30%)です[1][2]。肺動脈狭窄症は生まれつき肺動脈弁付近に狭窄があるため、右心室から肺に流れる血流が悪くなっています。この疾患では血液が右...

動脈管開存症

動脈管開存症動脈管開存症は比較的発生頻度(11~20.9%)の高い先天性心疾患です[1][2]。そもそも動脈管は大動脈と肺動脈をバイパスしている血管であり、赤ちゃんがお腹の中にいる時に機能しています(図1)。通常は生後2~3日で退縮しますが...

僧帽弁閉鎖不全症

概要僧帽弁閉鎖不全症は犬の心臓病の中で最も多く発生する心疾患です。主な原因としては加齢と伴に僧帽弁や腱索に変性( 僧帽弁粘液腫様変性) が起こり、僧帽弁が正常に閉鎖できなくなることで発生します。僧帽弁は左心室の血液を大動脈に送り出す時に、左...
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