疾患の解説

ホルター心電図検査

ホルター心電図とは

ホルター心電図は24時間心電図ともいわれ、日常生活を送りながら心拍の変化を1日中記録し、不整脈の有無を観察する検査です。

一般的な院内の心電図検査では短時間(数秒~数分)しか観察しないため常に出現している不整脈の検出は可能ですが、発作的に出現する不整脈は診断できません。ふらつきや失神がみられる場合には症状の出るタイミングに一致した心電図を記録・解析しなければ病気の有無を判定できないのです。

 

ホルター心電図の適応

  • ふらつきや失神などの症状を繰り返す場合
  • 不整脈の発生回数・頻度、重症度の評価
    例) 洞不全症候群、高度房室ブロック、心室性期外収縮、心房細動など
  • 抗不整脈薬の効果判定

 

検査の方法

1.皮膚の前処理

電極を装着する部位の毛を2~3ヶ所剃毛し、アルコール綿で拭き、皮膚の汚れを落とします。こうすることで、筋電図が入りにくく、きれいな波形が記録できます。

2.電極を装着する

毛刈りした部位に電極を装着します。装着時は、皮膚と電極をしっかり密着させるのがポイントです(図1)。
電極と誘導コード、記録装置を接続し、落ちないようにテープを巻いて体に固定します(図2)。
 

3.検査

普段どおりの生活を送りながら、心電図を記録します。検査中にふらつきや失神などの症状が出現した場合は、日時を記録して下さい。検査機器にイベントボタンがある場合は、ボタンを押すと症状があった時間として記録されます。検査期間は最短で2∼3日ですが、発作が出現しない場合には最大で7日間ほど観察が必要になります。

4.解析

結果解析には1週間ほどかかります。ただし、失神頻度が多い場合や迅速対応が必要な場合は、2~3日で解析いたします。

 

検査中の注意事項

発作時

ふらつきや失神などの発作が出現した場合は…

  1. ペットが怪我をしないように安全な場所と姿勢を確保します。
  2. 発作が自然回復するまで安静にしてください。発作は数秒から1分程度で治まります。
  3. 発作の日時を記録して下さい。

検査機器にイベントボタンがある場合は、ボタンを押すと発作があった時間が記録されます。

 

日常生活

特別な指示がない限り、食事、お散歩、内服は継続してください。

装置の脱落

検査中に電極が外れてしまうと検査結果が得られないため、検査装置をぶつけたりしないように注意してください。検査機器が外れた場合には再度、装着が必要となります。

入浴、シャワー

シャンプーや水浴びは検査機器の故障の原因になるため控えてください。

皮膚のかぶれ

心電パッドによる皮膚障害や電極かぶれが生じる可能性があります。症状がひどい場合には別途治療が必要になります。

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